インカム・ゲイン
インカム・ゲインとは、証券取引を行った際の全ての収入のうちの配当金や利息と呼ばれる収入の部分のことを言います。
例えば、銀行に預けていると、その預金高にあわせた税金が発生し、何もしなくても預金は増えていきますよね。
株式投資の場合は配当金、投資信託などの場合は収益分配金、そして不動産投資の場合は賃料収入などがインカム・ゲインに当たります。
このように、インカム・ゲインは資産を持ち続けることによって利息などによって増えていく金額の部分だけを言いますので、証券が値上がりしたため売却して得た利益はインカム・ゲインとは言いません。
株などの値上がりの売却によって得た利益はキャピタル・ゲインといいます。
インカム・ゲインとキャピタル・ゲインはそれぞれ税金のかかり方が違っています。
インカム・ゲインにかかる税金は1000円に対して約1%、キャピタル・ゲインは約6%と、インカム・ゲインの方が税率は低く設定されています。
元本に対する1年間のインカム・ゲインの割合をパーセンテージで表したものを「利回り」呼び、これが収益の指標となります。
インカム・ゲインとキャピタル・ゲインは通常、両方を合わせてまとめて「利益」として判断しなければなりません。
損得の面でこの両方を比較してしまいがちですが、両方ともが収益の分類になるため、この両者を区別するのは間違いです。